
お客さまに届ける
喜びと責任を胸に。
グローバルな舞台で挑む、
安全・安心なクルマ作り
モビリティ・デジタルソフト開発
DS商品化部
S.M

お客さまに届ける
喜びと責任を胸に。
グローバルな舞台で挑む、
安全・安心なクルマ作り
モビリティ・デジタルソフト開発
DS商品化部
S.M
「安全安心」と「使いやすさ」を最優先する車載UX/UIの世界。松澤 荘太は、車載ディスプレイのホーム画面など複数機能のプロダクトオーナーとして、その「最適解」を追求しています。前職での葛藤を経て、トヨタで「お客さまに届ける」裁量と喜びをつかんだ松澤が、グローバル開発の最前線と未来の展望を語ります。
車載ディスプレイUX/UIの
「最適解」を追求する
─プロダクトオーナーの役割

現在、私はコックピットの商品企画を担う部署で、主にマルチメディアの企画開発に携わっています。マルチメディアとは、一般的には「ナビ」と呼ばれる車載ディスプレイのことで、お客さまがクルマを操作する際に使用する重要な製品です。
私の役割は、大きく3つあります。1つめはプロダクトオーナーです。マルチメディアの中でいくつかの機能の責任者という位置づけです。企画から要件分析、仕様書作成、UIデザインの判断、開発推進まで多岐にわたる業務をリードしています。2つめは、所属するグループのミッションとして商品全体のお客さまの体験について、横串でUX品質を担保するという責務を担っています。一貫性や既存のデザインポリシーなどに気を払いながら新規機能のコンセプト作成や画面のベースデザインを行ったりしています。3つめは、チームのチーフとして所属メンバーの実務上のサポートやマネジメントを担っています。
私たちがマルチメディアのUIを開発する上で、大切にしているのが、「安全安心」という絶対的な優先事項です。運転中にも使われるため、「認知・判断・操作のしやすさ」が最優先となっています。
また、プロダクトオーナーとして最適解を導き出すことも重要な役割です。デザイナー、開発者、評価者、車両企画、営業、販売スタッフなど、商品に関わる関係者は非常に多く、さらにグローバルに展開するため、海外の担当者とも仕様を調整する必要があります。自分の思いやお客さまのニーズ、そして多様な関係者の意見を多角的に捉え、判断していくことが求められる立場だと感じています。
「UXファースト」の熱意と
「安全安心な未来」への共感が、
トヨタ入社の決め手

私は前職の大手電機メーカーで、約10年間R&D部門に在籍していました。大学院で学んだ情報工学やUIデザインの知見を活かし、アルゴリズムの検討やスマートフォンアプリ開発、新規事業プロジェクトのUXディレクションなどに携わりました。
研究開発の仕事はやりがいがありましたが、一方で、R&Dの成果が世に出るまでには、多くのハードルがありました。キャリアを重ねるにつれ、「自分が関わったものを直接お客さまに届け、その反応を感じたい」という思いが強くなり、10年という節目を機に、事業会社の商品開発部門を中心に転職活動を始めました。
最終的にトヨタを選んだ決め手は2つあります。1つは、入社時の期待です。当時は「UXファースト」を掲げて組織を拡大するタイミングであり、これほどの大企業で、UXデザインの新しい領域に挑戦できる機会は稀だと感じ、強く惹かれました。
もう1つは、子どもの存在です。当時、痛ましい交通事故の報道に触れ、「安全技術が十分に社会に普及していれば、防げた事故だったのではないか」という強い思いを抱きました。より安全安心な未来を子どもたちに残したいと考えた時、世界中に多くの製品を届け、社会インフラにも影響力を持つトヨタであれば、その実現を加速できるのではないか、と感じたのです。
2021年に入社した当初は、UXデザイン・リサーチの担当として、各機能のプロダクトオーナーたちをサポートする役割からスタートしました。新規サービスのアイデアを持つプロダクトオーナーに対し、「お客さまにどんな価値を感じていただけるのか」「どう機能を構成すればお客さまに伝わる価値を最大化できるか」といった側面で支援を行っていました。
そして、入社約半年後には自身もプロダクトオーナーの役割を担うこととなりました。このポジションになり、多くの関係者の巻き込み方や、ロジックの組み立て方など、実務を通して学んだことはすごく多かったように感じます。
また、前職での経験も活きています。入社当初にプロダクトオーナーをサポートした際はUXデザインの知見が活かせました。ソフトウェアの知識があることでエンジニアとの会話がスムーズに進み、仕様書を作成する際にも要点がわかります。ソフトウェアとUX、両輪の経験が、現在の業務の推進力になっています。
3年越しの成果を実感。
グローバル開発の壁を乗り越え、
得られた手応え

入社してからとくに印象に残っているのは、グローバル開発における仕様の最適解を見つけるプロセスです。たとえば北米チームは、現地の文化慣習に基づき、明確な主張を持っています。その要望のうち、どこまでは共通の仕様にして、どこからを個別開発とするか。コストとユーザー体験のバランスを見極め、関係者と合意形成を図る必要がありました。時差や言語の壁がある中で議論を重ね、時には日本に来てもらい集中的に検討することもありました。簡単ではありませんが、グローバルで使われるトヨタの製品開発ならではの難しさであり、仕事の規模の大きさを感じます。
また、北米に限らず、トヨタの人は皆「自分の意思」をしっかり持っていると感じます。だからこそ、進めるにあたっては、ステークホルダーにもロジックやストーリーをもって説明する必要があります。お互いの意思をぶつけ合ったからこそ、最適解にたどり着けることも少なくありません。それが、トヨタの文化の一端であり、良いものが生まれる理由の1つだと感じています。
私が携わっているUX/UIは、社内外含めてさまざまなフィードバックを受けやすい領域でもあります。こうした正解のない領域で意思決定するために、私は「判断根拠の明確化」と「丁寧な説明による納得感の醸成」を常に意識しています。
たとえば、画面に表示する車両のグラフィックは、クルマの世界観を表現する重要な要素であり、見た目の美しさを追求しますが、運転中に操作するスイッチ類は安全性や使いやすさを重視します。また、使用頻度が低い機能は、開発コストを優先するという判断もあり得ます。なぜそのデザインを採用するのか、機能の優先順位、ユースケース、時にはユーザーリサーチの結果に基づき判断します。
さらに、私たちが開発している次世代の車載機では、精緻な操作ログの分析も可能になります。リリース後もお客さまの使い方を分析し、UX品質向上につながる改善を積み重ねていくつもりです。
こうした仕事の中でやりがいを感じる瞬間は、やはり成果が形になった時ですね。直近では、プロダクトオーナーとして育ててきた機能がようやく実車に搭載され、開発車両で実走評価を行った際に、数年越しの成果が形になったと実感しました。評価に同乗していた上司からはポジティブな反応だけでなく、考えさせられる鋭い指摘ももらいましたが、そういったフィードバックをいただけることがさらなる改善や次の仕事へのモチベーションにつながると感じた瞬間でもありました。
担当した機能・商品が、ようやく世の中に出ていくタイミングを迎えました。前職時代から願っていた「自分が関わったものを直接お客さまに届けたい」という思いがかなうことに、大きな喜びと責任を感じています。
「交通事故」も「交通格差」も
なくなる未来へ。
モビリティを軸に描く
社会貢献のカタチ

トヨタで働く最大の魅力は、影響範囲の大きさと、裁量の大きさです。自分が担当した機能が、世界中に認知され、お客さまに使っていただけるという仕事は、他ではなかなか経験できません。
また、キャリア採用で入社し、当初はクルマの知識がなかった私に、早い段階でプロダクトオーナーという重責を任せてくれたことにも驚きました。会社全体がチャレンジングな雰囲気であり、それが現場レベルの私たちにも「挑戦する機会」として与えられていると感じます。「現地現物」の考え方が浸透しており、実車に触れながら開発できる環境も、クルマを扱う仕事ならではのおもしろさです。
今後の展望として、まず、時代のニーズの変化に合わせたクルマのあるべき姿を追求したいです。たとえば、自動運転の進展や技術の進化により、クルマのコックピットの形は大きく変わっていきます。センターディスプレイやメーターが融合したり、あるいはまったく異なる形になったりもするでしょう。こうした未来のビジョンを、どうやって現実の製品として世に送り出すか。マルチメディアという枠を超え、コックピット全体という広い視野で、その実現方法を考えていくことが、私たちの次なるミッションです。
また、将来的には、入社動機の1つであった「サービスデザイン」にも改めて挑戦したいと考えています。AIが進化する現代において、HMIという枠を超え、次世代のサービスを立ち上げて世の中に届けることにも、引き続き関心を持っています。
最終的にモビリティを通じて実現したい未来は、2つあります。1つは、入社のきっかけともなった「交通事故をなくす」こと。これは会社全体の目標でもあり、強く共感しています。もう1つは、モビリティの力で、社会課題の解決に挑戦していくことです。たとえば、地方や過疎地域における「交通格差」によりさまざまな分断が生じているという課題があります。
モビリティの力でこうした課題を解決し、世代間や地域間の格差を縮められれば、社会全体の幸福感に貢献することができる──そうしたサービスやデザインに、これからも携わっていきたいです。
※ 記載内容は2025年11月時点のものです

未来のクルマを創造するための先端研究や先行開発、そこで生まれた技術を製品に仕立てる製品開発を担当しています。自分たちが新しい未来を想像して描く。常に新しいものを考えて生み出す難しさと魅力がここにはあります。
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