
他社を経験したから見えた
トヨタの魅力。
20年の開発経験と
日々募る安全への思い
先進安全・自動運転企画開発
モビリティアプリ開発部
K.T

他社を経験したから見えた
トヨタの魅力。
20年の開発経験と
日々募る安全への思い
先進安全・自動運転企画開発
モビリティアプリ開発部
K.T
多様な技術が駆使されている自動車業界に関心を持ち、新卒でとある自動車メーカーに入社した遠島 康平。そこで先進運転支援システム(ADAS)と出会い、現在ではトヨタ自動車でADASを用いたぶつからないクルマ作りに奔走しています。他社を経験したからこそ語れるトヨタならではの魅力について、遠島に聞きました。
ドライバー異常時
対応システム開発の最前線。
穏やかな雰囲気で
チームを導くリーダー

私は現在、モビリティアプリ開発部内の先進運転支援システム(ADAS)を開発するチームに所属しています。トヨタのADASは「Toyota Safety Sense」と呼ばれており、自動ブレーキや車線に沿った運転のサポート、道路標識や信号のアラートなどさまざまな機能が開発されています。
現在、すでに多くのトヨタのクルマに搭載されていますが高機能なものは価格も上がってしまいますので、世界中のすべてのお客さまにToyota Safety Senseを安価にお届けすることが私たちのチームの大きなミッションとなっています。
私はToyota Safety Sense内の複数の機能を開発するグループのチーフを務めています。その中でもとくにメインとして開発を担当しているのが「ドライバー異常時対応システム」です。このシステムでは、ドライバーが突然気絶したり、体調を崩したりして運転が困難になった際に、その異常を察知してクルマが自動で停車をアシストします。
私たちのグループでは、ドライバーの異常をどのように検知して、その後どのようにクルマを動かすかといった仕様部分を決定しています。チーフとしてグループをまとめ上げる上でもっとも大切にしていることは、良好なコミュニケーションをとることです。私が忙しそうにしているとメンバーも相談しにくいと思うので、常に穏やかな雰囲気を大切にしているほか、メンバーから声をかけられた際には相手の話をしっかりと聞くようにしています。
仕事をする上で大切にしていることは「目的はなんなのか」をよく考え、仕事の取捨選択をきちんと行い、無駄な作業や意味のない仕事をなるべくしないようにすることです。メンバーが本当に必要な仕事にしっかり集中できる環境を作るためにも、チーフである私が目的を見失うことなく、的確な指示を出せるように日頃から業務の目的を明確にすることを意識しています。
想像以上の自由度と
協力的な風土。
ADAS開発15年の経験者が
選んだトヨタでの新章

私が自動車業界に興味を持ったきっかけは、自動車開発にはさまざまな技術が活用されていることに気づいたからです。学生時代、通信関係の研究室に所属していた私にとって、レーダーを使ってブレーキをかける技術やクルマと道路の通信でクルマを安全に動かすという構想は非常に興味深く、中でもチャレンジ精神の強そうなとある自動車メーカーに新卒で入社しました。
ADASとの出会いも前職時代でした。中でも10年以上深く関わってきたのが、トヨタでいうところの「レーントレーシングアシスト」の開発です。レーントレーシングアシストとは、カメラやレーダーを用いて車線や前のクルマを認識し、車線を守って走るのに必要なハンドルの操作を支援する機能です。
初めは量産車にシステムを適用する仕事からキャリアがスタートし、最終的にはグループのチーフを任せていただきました。その後5年間はソナーを用いた自動ブレーキシステムや高齢運転者で起こりがちなペダルの踏み間違いによる急発進を防止する機能の開発にチーフとして加わりました。
チーフとして日々の業務に奮闘するかたわら、徐々に当時の会社の方針と自身の進みたい方向性にズレが生じたことから、転職を考えるように。自動車業界で得た知識を活かしてさらに大きな舞台で羽ばたきたいと思い、トヨタへの転職を決めました。
入社前のトヨタのイメージはどんなことにもマニュアルがあって、それに合わせて仕事をするような機械的なイメージでした。しかし実際に入社してみると、思っていた以上に自由度が高く、自分の裁量でどんどん進めていけるところが前職とも似ていて、私にとってはとても馴染みやすかったですね。
一方でカルチャーギャップだったのが、社員同士の助け合いの精神です。前職では「自分のテリトリーを守る」という考えのメンバーが多く、部署を超えた意見の交換はあまりありませんでした。しかし、トヨタでは領域違いの部署に相談しに行った際も非常に協力的で、「課題を一緒に解決していこう」という雰囲気があることに驚きましたし、とてもよい文化だなと思いました。
「トヨタ自動車の遠島です」
と名乗る誇り。
経験を武器に、
日本を代表する企業で働く

そのほかにも、トヨタに入社してとても驚いたことがあります。それはドライバー異常時対応システムの開発中にとある機能に不具合があり、「その機能の開発をやめる」と上長が判断した時のことです。
私がこれに驚いた理由は、前職ではこのような状況は考えられなかったからです。「一度やると決めたことは必ずやり抜く」という文化が根強く、一度開発すると決まったものを「やめる」と判断する人が誰もいない環境だったので、とにかくやらなければいけない状況でした。しかし、トヨタで「商品性に問題がある」と意見を伝えたところ、上長を含めた関係者全員がすんなりと理解を示してくれて、その機能の開発をやめることになったのです。
後に知ったのですが、これはトヨタに根付いた文化でした。会長の豊田 章男も講演で「トップの重要な役割は決断、すなわちやめることを決めることだ」と述べているほか、今ある業務をよりよくするために業務の廃止や見直しを議論し、改善案を考える「やめかえ」という言葉も現場で多用されているんです。私自身、この考え方に非常に感銘を受け、仕事をする上で無駄な業務をなくすことを意識するようになりました。
一方で、前職の経験が今の仕事に大いに活かされていると感じることもあります。トヨタは社員数も多いので、1つのプロジェクトの中で業務が細分化されており、1人のメンバーが担当する業務範囲が限定的です。
しかし前職ではプロジェクトの上流から下流まで、一貫して少ないメンバーで担当しなければならず、自然とプロジェクト全体を見渡す意識が身につきました。その意識を活かして、トヨタでも自分の担当領域以上の業務内容を理解した上で仕事に取り組めていることが大きなアドバンテージになっていると感じます。
私が思うトヨタで働く魅力は、国内外の自動車業界を牽引する企業で働けることです。春闘の時期に注目されることはもちろん、株主総会も全国ニュースとして取り上げられる。こうした日本を代表する企業の一員として働けることに大きなやりがいを感じています。展示会などに参加して「トヨタ自動車の遠島です」と名乗る時はとても誇らしい気持ちになります。
また働き方の観点でも、無理のない働き方ができる環境が整っており、それが社員の仕事のパフォーマンスを高めていると思います。助け合いの精神や部署を超えた協力関係も、働き方に無理がないことが大きく起因していると感じます。
「ぶつからないクルマ」を
作り上げたい。
20年間追い続ける、
安全への変わらない思い

トヨタは大企業でありながら、現状に甘んじず常にチャレンジして変わろうとしているところが大きな特長であり、魅力です。単にクルマをたくさん売って儲けることが目的ではないのだと感じます。
たとえば、現在では未来のテクノロジーを実証するスマートシティ「Woven City」のような、なかなか他社ではできない取り組みも行われています。また、そのほかにも周囲の部署からさまざまな新しい取り組みの話が聞こえてきており、志の高さに私自身大きな影響を受けています。
私自身が今後トヨタで成し遂げたいことはToyota Safety Senseの機能を充実させ、「ぶつからないクルマ」をつくり上げることです。自動車業界に足を踏み入れた2006年からおよそ20年間、通信やセンシング機能を活用してぶつからないクルマづくりに励んできましたが、未だ実現できていないのが現状です。
しかし、Toyota Safety Senseが進化し続ければ、いつかはきっと絶対にぶつからないクルマをつくり上げることができると確信しており、そのために日々邁進しています。
このぶつからないクルマへの思いは、自動車メーカー2社で経験を積み続ける中で徐々に強くなっていきました。新卒で前職に入社した際は「研究室で学んだ通信やレーダーの知識を使って、安全な車が作れたらいいな」といった漠然とした思いで業務に向かっていました。しかし、実際に開発を進めていくと、次々と現在のシステムの弱点が見えるようになり、ぶつからないクルマ作りの道は長いと感じ、よりいっそう想いが募ります。
現在実装されているシステムの多くは作動が限定的で、いつでも、誰にでも使いこなせるものではありません。また高齢運転者のペダルの踏み間違いのような誤動作にはまだ対応しきれていないのが現状です。
今私がメインで向き合っているドライバー異常対応システムについても同様で、検知できる異常はまだまだ限られているため、すべてのケースで役に立つものにはなっていません。言い方を変えれば、伸びしろがたくさんあるとも言えます。Toyota Safety Senseの進化を通じて、本当の意味での安全な車を実現する。それが私の変わらない思いであり、これからも追求し続けたい目標です。
※ 記載内容は2025年8月時点のものです

Toyota Safety SenseやAdvanced Drive、Advanced Parkの製品開発を推進します。また、これらの他にも次世代の先進安全・自動運転技術開発も行っています。自動車の運転を「認知・判断・操作」と定義したときに、「認知・判断」にあたる技術領域を担当しています。
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