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分析と解析を通じて、

全社の材料開発を推進。

攻めの姿勢で未来を切り拓く

材料技術

電動化・環境材料技術部

T.H

材料の分析会社で14年ほど経験を積む中で、トヨタ自動車の魅力に感化され、入社を決めた姫野 貴則。現在は電動化・環境材料技術部で材料の分析業務やチームの組織改革に力を入れています。キャリア採用者としての知見を活かして、攻めの姿勢で分析業務に取り組む姫野が情熱と展望を語ります。

品質向上・技術力向上・

生産性向上。

全社の材料分析を担う

組織がめざすもの

私が所属している電動化・環境材料技術部では、材料の試作・評価・分析・解析を行い、課題を洗い出して改善しています。排ガス触媒・塗装・樹脂・金属・燃料など、幅広い材料に精通したプロフェッショナルが集結していることが特徴です。

中でも私が所属するグループは材料の分析・解析を通じて全社の材料開発や品質向上に貢献することをミッションとしており、現在はカーボンニュートラル達成に向けたマルチパスウェイ(HEV,PHEV,BEV,FCEV)に向けた材料開発に全員で取り組んでいます。

私たちの業務の中心は、全社で発生する材料の依頼分析を担うことです。さまざまな材料を詳しく分析し、原理原則に基づき開発に必要不可欠な情報を提供しています。分析・解析という実務を通じて、課題の本質を見抜くだけでなく、改善提案まで求められるなど社内の期待値は大きいです。

また他部署と協力しながら、未来を見据えた開発にも積極的に関わっています。たとえば、将来起こりうるトラブルを見越して「こういうことも考えて設計したらどうか?」「こういう材料を使ってみたらどうか?」と新たな提案を行う攻めの姿勢で開発に取り組むのも、私たちの大きな役割です。

私の業務内容は、光学顕微鏡や電子顕微鏡(SEM/TEM)を用いて材料を観察し、課題の本質を見極めることです。トヨタでは新技術の開発が活発なため、既存の分析方法を工夫するだけでなく、新たな分析技術を手の内化(※1)するなど、常に技術力と解析力の向上が求められます。その一方で、分析の基盤技術を維持・向上させることも重要なミッションです。組織全体の技術力を底上げし、メンバーがより高い品質で成果を出せるよう、足場固めの活動を通じて運営面の改善にも力を入れています。

こうした仕事に携わる中で、私が大切にしていることが3つあります。1つめは、「品質」です。私たちの「商品」は分析結果であり、そこから得られる知見そのものです。だからこそ、質の高い分析結果を提供できることが何より重要です。また、将来メンバーが入れ替わっても同じ分析品質を提供できるように運営面の改善を進めています。

2つめは「技術開発」です。分析技術のニーズは日々進化しているため、常に世の中の動向に目を配り、新たな技術を追い求める姿勢が欠かせません。社外にも分析を専門とする企業は多くありますが、そうした企業に負けないよう、社内の技術力を高める努力を続けていきます。

3つめは「効率化」です。生産性を最大化するために、自分たちで使いやすい分析システムを構築し、最短のリードタイムで高い品質の分析結果を提供できるよう、運営面の改善を継続していきます。これら3つのことを常に意識しながら日々業務に取り組んでいます。

※1 重要な技術を自社で主導して企画・開発すること

故障解析のプロから、

燃料電池開発へ。

材料への情熱が導いた

トヨタへの転職

学生時代から材料に興味があり、金属材料を扱う研究室で2種類の金属の組成を変えながら熱処理を施し、状態図をもとに金属組織と物性の相関を調べる研究に取り組んでいました。その後、新卒で分析を専門とする企業に就職し、主に樹脂材料の現象解析に力を入れていました。

私の専門は「故障解析」です。物が壊れた原因や不具合のメカニズムを解明し、再発防止につなげる調査活動を行っていました。とくに樹脂同士の接合界面に着目し、自ら接合サンプルを作製して分析・解析を行うなど、実験から考察まで一貫して取り組み、接合界面の強度発現メカニズムに関する知見を積み上げてきました。

キャリア後半では、こうした知見を活かして技術営業的な活動にも力を入れました。接合界面に課題を抱えるお客さまに対して、分析設計から分析実務、解析・考察までを専門チームで対応し、ソリューションを提供。学会での発表や解説記事の執筆、トヨタをはじめとする大手企業や学会主催の講習会での講演など、界面評価技術の普及活動を積極的に取り組みました。

充実した日々を送る一方で、仕事に物足りなさを感じ始めたのもこの頃。外部の分析会社という立ち位置では、開発に踏み込んだ情報が得られにくく、「もっと深く解析できるのに」と歯痒さを感じることもありました。

ちょうどその頃、トヨタの技術営業を担当する機会があり、トヨタの品質に対する徹底した姿勢に強く惹かれました。よいものだけでなく、不良サンプルも作って評価し、品質を「作り込む」姿勢に共感したほか、「トヨタに入れば、より充実した情報に触れながらもっといいクルマづくりに貢献できる」と感じ、自ら応募して入社しました。

入社直後は水素製品開発部に配属され、燃料電池車に搭載される高圧水素システムの評価を担当。トヨタには「壊して鍛える」という考え方があり、とくに樹脂材料で構成される高圧水素タンクの不具合をあぶりだす場面では、前職で培った樹脂材料の故障解析の経験が活きました。

評価業務は分析の1つ手前の段階で、設計担当者と共に評価基準を決め、開発品の性能限界を見極める重要な役割です。設計変更の内容を正しく理解し、着目点を予測したり、不具合を引き出すための部品仕様を提案したりと、受け身ではなく「攻めの姿勢」が求められます。上司から「決して受け身の仕事ではいけない」と言われた言葉を胸に分析で培った視点を活かしながら、積極的に業務に臨みました。

前職の経験が武器になる。

キャリア採用者の視点から

組織に新しい風を

前職では分析データを「提供する側」でしたが、トヨタ入社後に配属された水素製品開発部では、初めて「分析データを使って判断する側」の立場を経験しました。立場が変わったことで社内の分析品質を目の当たりにし、「前職の経験を活かせば、もっといい分析品質を提供できるのでは」と考えるように。その思いを伝え、現在の部署へ異動しました。

現在は自身の分析業務に加えて、分析部門全体の品質向上にも取り組んでいます。社内から数多くの分析依頼がありますが、すべての依頼に対して高い品質で応えるため、現場の声を直接聞きながら課題を探っていきました。

初めに気づいたことは、分析設計が仕組化されていないという点です。ベテランをはじめ、専門性の高いメンバーが多く在籍している一方で、「なぜこの分析を実施するのか」「分析で何を判断すべきか」といった背景や目的の理解が不十分なまま進められているケースがあり、結果として分析品質に個人差が生じていました。

そこで前職で培った技術営業の経験を活かし、成果物の「良品条件」を明確にするためのツールを企画。運用定着に向けて、意識づけや仕組づくりを進めてきました。

キャリア採用者として、こうした組織改革に取り組むことに最初は不安もありましたが、上司の後押しやメンバーから「そうだよね」と少しずつ共感を得られたことが、何よりうれしかったです。

改革は一気に進むものではありませんが、地道な取り組みを重ねることで、着実に変化を感じています。異動当初と比べると、組織の雰囲気や品質意識が少しずつ向上しており、実際に分析を依頼してくださるお客さまからも「少しずつ改善が進んでいるね」といった声をいただいています。アンケートや日々の会話の中で仲間から意見を聞いたりしながら、これからも「新しい風」を吹かせ続けていきたいと思っています。

分析の仕事はアプローチ次第で得られる情報の質も量も大きく変わる、非常に奥深いものです。だからこそ、目的に対して多面的な視点で物事を捉え、どのような切り口で分析を行うかを常に考えることが重要だと感じています。お客さまの期待に応えることは当然ですが、私はそれだけにとどまらず、開発担当者が直面している課題を「自分ごと」として捉え、「その目的や課題を解決するために、こういう分析を加えてみませんか?」と提案を加えるようにしています。

こうした「攻めの姿勢」は、組織改革に通じるものがあります。上司の期待にしっかり応えることはもちろんですが、それ以上の価値を生み出せた時に自分自身の介在価値を強く感じることができます。

「世界初」「トヨタ初」への挑戦。

トヨタの未来

自動車の未来の品質を

作る立場としての覚悟

キャリア採用として入社して以来、私は自身の経験を武器に即戦力として行動してきましたが、同時に成長志向を常に持ち続けることを大切にしています。「自分がどうなりたいか」を明確に描きながら行動することで、過去の自分を超え、未来の自分を育てていきたいと思っています。

トヨタで活躍できる人とは、プライドや専門性という「武器」を持ちながらも、それを壊して再構築できる柔軟性と適応力を持った人だと思います。実力に甘んじることなく、仕事を通じて自分自身をアップデートし続ける人は、きっとトヨタで成長し、活躍できるはずです。私自身も、周囲の仲間から多くの刺激を受けながら自分のスペシャリティを磨き続けていきたいと考えています。

今後は、「品質へのこだわりが未来を創る」という強い意思を持ち、自分自身の成長に加えて、組織全体の「個の力」を高める活動にも力を入れていきます。1人でできることには限界がありますが、個々の力を結集し、チームが一丸となって業務に取り組むことで、より大きな成果を生み出すことができると考えています。「われわれが自動車の未来の品質を作る」という覚悟を持って、日々業務に取り組んでいきたいです。

トヨタで開発している技術の多くは、まだ世の中に存在しない「世界初」「トヨタ初」のものばかりです。だからこそ競争力があり、お客さまに喜んでいただける商品につながると信じています。

私自身も、これまでに多くの文献や論文を読み漁り、知見を積み重ねてきましたが、新しい技術を開発する場面では、世の中に情報がなく、手探りで進めることも少なくありません。それはやりがいでもあり、プレッシャーでもありますが、そのチャレンジを通じて新たな武器を手に入れ、自分自身を成長させることができる。そんな環境がトヨタの中にあると確信しています。

※ 記載内容は2025年8月時点のものです

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